オカンみたいな患者はいやだと息子に言われています。
息子は医者です。
今日もこんなことがありました。
父88歳の顔や腕が少し前から赤らんで、内出血のようなもろい感じの皮膚になっているのをちょっと前から変だなあと思っていました。
時々たずねていくのですが薬を塗っているようで、顔などてかてかと光っていたりします。
2,3日前にふと、あの薬、ステロイドなんじゃないの?と思いつきました。
早速行ってみると、ステロイド軟こうが台所にも寝室にも置いてありました。
ネットで調べてみると、どうも薬の副作用のようです。
ところが、薬を出した主治医も、医者の息子も、老人性の皮膚炎だと気にも留めていません。またオカンの医者不信がはじまった・・・
みたいなノリです。
とりあえず代わりのホルモンの入ってない軟膏をと薬局に行って相談すると、父の使っている軟膏の名前を告げただけで、そんな強い薬を常用してはいけない、すぐに皮膚科に相談に行きなさいとのことでした。
で、タイトルのこんな医者いやだ、ですが・・・
薬を出した医者のことを言ってるのではありません。
皮膚科をネットで探して、なんか流行ってそうな皮膚科を見つけて行って見ました。
ホームページには3時間から5時間は待ってもらうみたいに書いてあったので、とりあえず受付だけと思って行きました。
待合にはぎっしりの人。
あちこちに張り紙がしてあるのを読んでみました
まずこんなタイトル。
いい患者とは
医者の言いつけを守ること。
周りの人(知り合いの医療従事者など)の言うことに惑わされない
それが出来ないなら、病気よりその気質の方が問題である。
え〜!!ちょっと変じゃないか?
次に診察室の入り口あたりにはこんなことも書いてありました
すぐ診察できるように入る前に服を脱いでおくこと
受付の仕方のような質問は医者にしない
患者は症状だけを簡潔に話すこと、医者が確信をついた質問をするので、答えればよい。
ひゃーこんな医者いやだ。
患者は機械じゃないよ
体って心とつながっているのよ。
そそくさとその病院を後にして、他の病院に行きました。
そこで、診てもらうと、明らかにステロイド軟こうの副作用ですこの薬を顔に塗ってたなんてとんでもない、今すぐやめてください。
と先生も看護士さんも驚かれた様子でした
でも、なんで主治医の先生はそのことに気がついてくれなかったんだろう。
専門が違えば、そんなものなの?
ほらまたオカンの医者不信がはじまった・・・
オカンみたいな患者いややワーーと言われそう。
息子を見てても、医者ってなんかどこかで勘違いしてないか?
と思う。
医者ってサービス業やで?
患者の体は患者のものよ。
患者の話をじっくり聞いて、勉強もし、想像力を働かせてくれる、そんな医者になってほしいなあ。