パニック障害から森田療法へ

30代の頃パニック障害で悩みました。森田療法にであって元気になって、今は森田療法の自助グループやってます

症状をなくしたいよね

でも、症状をなくそうとすればするほど、症状はひどくなるんですよ

何故なら、その症状に意識が集中して敏感になるから

だからといって、気にしないようにしようと思ってもまたそちらに意識が行ってしまうのよ

だから、1番いいのは症状があるなあと思いながら活動することなんですけど

 ここでまた問題なのが、果たしてそれは症状なのか、それとも本当に体が悪いのかという点なんですね。

 私は神経質なんかではないし、神経症状ではない、と思っていれば、それをなくすために病院巡りをしたりいろんな治療に走り、さらに症状を深めたりもする。

 だからね、まず自分の症状が神経症なのかどうか、はっきりさせる必要があります。

(なかなか難しいところですが)

 お医者さんで検査をしてもらって体に異常がないよ、となればやっぱり神経症なのかなと納得できればいいけど、でもそれでもやっぱりこの医者は無能だとかなってドクターショッピングをしたりもあるよね。

 私の場合は最初にパニックになった時に図書館で森田療法の本に出会って、自分のことが書いてある!と衝撃を受けてから、わりと早くにこれは神経症の症状なんだと納得しました。

 でも最近、いろんな人の話を聞いていると、この人にはこの症状が必要なのかな、と思うこともあります。

 色んな悩みを症状で納得させてるというのかなあ

だから、ほんと人それぞれ

その後のこと

コロナはじわじわ拡散してるのかどうなのか

もはやよく分からなくなってきましたね。

ただ思うのは、もしコロナウイルスに感染したらどんな村八分な目に合うのか、の恐れを感じながらも

教室も再開、懇談会も再開しています。

ビクビクしながらも動き出していますね。

 

前からずっと思ってたんだけど、それは自分には関係ない

と思うのか

いや、自分も、いつそういうことになるのか分からない

と思うのかの違いは

とても大切。

 

例えば気をつけてても障害児が家に生まれるかも知れない

例えば気をつけてても、コロナに感染するかも知れない

例えば気をつけてても、人を差別してしまうこともあるかも知れない

例えば気をつけてても、非常事態になれば人を傷つけることもあるかも知れない

例えば、気をつけてても、癌になるかも知れない

これらを自分とは関係ない!ありえないと強く主張する人は、そうなった人には何か原因があったはずだ

と片付けようとし非難したりするんだな。

 

そんなこと思う、色々問題の多い世の中になってきましたね。

最近のこと

前にブログを書いたときには思いもよらなかった、コロナウィルスの蔓延により

私の生活も大きく変化しました。

まず月に10日ほどあった教室は全てお休みにしました。

 行きつけの友達のカフェもお休みになりました。

出かけるのは買い物くらい

そして、することは、庭の掃除と畑と洋裁

あとは家の片付けです。

ずいぶん片付けも、掃除も進みました。これはちょっと嬉しいです。

そして、月に一度開いていた神経症のための懇談会もお休みになりましたので、何か方法はないものかと、LINEグループを作ってみました。

皆が皆スマホではないので

全員ではないのだけど、参加者8人でスタートしました。

神経症の話題に拘らず日常の何気ない話題も含めて、気軽にお喋りしています。

コミュニケーションがあまり上手ではない私たちですが、人と繋がることの楽しさが感じられればいいなと思っています。

 

 

 

気がついたこと

私は自営業の忙しい家庭で育ち

 

家の中の乱雑ぶりは酷くて

 

それを誰もがなんとかしようとしなかった。

 

私もどうしていいか分からず育って

 

それが私の大きな劣等感。

 

だから、とても綺麗に片付けられた家に行くと

 

ああ、私ってダメだなあと落ち込み

 

劣等感に苛まれる。

 

でも、今の私は、そういう場面に出会うと

 

どんなふうにしたらこうなるのかな?と観察して

家に帰ったら真似をしてみるようになりました。

 

そこで気がついたんだけど

 

私ってダメだなあと思うことって、すべての進歩を妨害させますよね。

 

それに、膨大なエネルギーが奪われていく

 

だから、自分を責めることって、ひとつもいいことがなくって

 

それは、今の現状に自分をとどめようとしてるとしか思えない。

 

自分がダメだなあと思うことで、一瞬自分が謙虚で良い人間のような気がするけど

 

自分がダメだと責めることで、結果的に自分の理想との距離を広めている。

 

自分を責めることをやめると

 

エネルギーが戻ってきて、あれもしたい、これもしたいって、ワクワクしてくるよ

 

 

 

 

 

 

 

初海外旅行記①飛行機に乗ったよ

 11月の後半に海外旅行に行きました!

ことの発端は、息子がフランスに滞在中だということです。

俺がフランスにいる間にオカンも来たら?

どうせダメやろ?というノリで言われたので

ちょっとむかっときた私は

行くわ!と言ったのです。

すると、娘が、私も行く、お母さん一緒に行こう、と言ったので、引くに引かれなくなった私は、行こう行こう!

ということになりましたが

内心はもちろんドキドキ、でもまあまだまだ先の話やし、その時に考えればいいさ、とたかをくくっていました。

春頃のことです。

その後、娘は着々と旅券の手配とかしてくれて

そうそう、パスポートは、なぜか8年前に取っていたのです。

飛行機に乗れないのにね。

 

そしていよいよ夏も過ぎ、10月になり、11月になり、私はお腹が痛くなってきました。

鈍痛です。病院にも行きましたが、まあ大したことないと思うので、取り敢えず消化剤飲んでみて、って言われました。

飛行機に乗るプレッシャーだろうなとは思ったけど、でも病気かも、と、これまあいつものことよねー

で、そうこうしながら日程も決まり、旅券も購入して、いよいよ海外旅行という頃長男からはオカンほんまに大丈夫なんか?えらい荒療治やなあと言われるし、次男からそんなに不安やのになんで飛行機乗るんかなどと言われるし

まあ、娘が知らん顔してくれてたんがほんまありがたかったです。

私としては、ここで飛行機乗らんかったら、私は一生海外旅行できないままで終わる

そして、パニック障害も治らないままで終わる

そんなんいやや!

とまあ、そんな風な気持ちでした。

そして、行ってきました!フランス!

楽しかったー

思い出しても夢のようでした。

続きはまた書きますね^_^

 

誰でもパニックにはなりますが

誰でも驚いた時、ショックを受けた時など

心臓がドキドキして、緊張して、気が遠くなりそうになったりします、

つまり誰でもパニック発作のようなことは経験するのだけど

それが、その場だけで終わるのか、症状として固定して

予期不安を伴うパニック障害になるのかはその人の素質、経験、考え方によるんです

内省的な性質で、こんなことではいけないと慌てたりドキドキの経験が少なかったり、

体調の変化に敏感だったり精神的なストレスが大きい時だったり

いろんな要因が関係します

でも一度症状が固定してしまったらなかなか自然に治るのは困難

でも、方法はあります。

まずパニック障害はどういうものか学習すること

そして、勇気を出して行動すること

そして、成功体験を積み重ねて

完璧を目指さないことです。

その結果、元々の何も考えなかった自分には戻れませんが

新しい自分になれますよ

そして、その新しい自分は

結構好きな自分だったりします。

今苦しんでる方、希望を持ってね!

依存症の話を伺って

9月の懇談会が終わりましたが

今回は、依存症についてのお話しを伺いました。

古い知り合いが、依存症をもっと知ってほしい、と、ご自身のアルコール依存の体験談を話す活動をされていることをFacebookで知りました。

 そういう体験をされていることも全く知らなかったので、私もこういう活動をしてるんです、とメッセージを送ったら

是非懇談会にも参加させてほしいというお申し出があり、今回の懇談会でのお話が実現しました。

このお話の中で、印象に残った言葉。

アルコール依存の人にとってアルコールは生きて行くための浮き輪なんだ、だからその浮き輪を取り上げられたら溺れ死んでしまう。

アルコールに変わる浮き輪を見つけてはじめて、アルコールを手放すことができる。

それが、自助グループだった、ということでした。

 私たち神経症にも通じるような気がして

深くこころに残りました。