パニック障害から森田療法へ

30代の頃パニック障害で悩みました。森田療法にであって元気になって、今は森田療法の自助グループやってます

森田の言葉

 私は30年前にパニック障害を発症しましたが
現在パニック発作を起こすことはなく、でも全く治ったかと言うとそうでもなく
今の私の状態を言い当てたような記事がありました。
メンタルヘルスのメルマガにこんな森田博士の言葉が載っていました。
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 *心悸亢進の起こる動機も、病後の衰弱の際とか、心臓麻痺で死んだ人
  を見たとかいうことから、この病的感覚にとらわれることになる。
  患者のうちには、常に自ら脈を按じてその数を数えて心配しているも
  のがある。体重や体温は自ら測っても変化はないが、脈拍は自分で測
  れば、その時々の心持によって常に変化するのである。心配し驚くほ
  ど、ますます多くなる、ますます不安になる、いよいよ脈が多くなる、
  枕につけば全身に拍動を感ずるようになる。これに付帯して、手足が
  冷却するとか、震えを起こすとか。口が渇くとか、小便にたびたび行
  くとか様々の症状に気がつくようになる。実はこれは単に心配、不安
  ということの現象であって誰でも日常経験していることであるけれど
  も、普通の人には、こんな微細な自己観察がないから、そんなことは
  少しも気がつかないのである。
  以上、いずれの症状でも神経質の患者は、病の心配とズボラになるこ
  ととで、両方相俟って交互に実にその身体を虚弱過敏にしているもの
  である。

   (『神経衰弱と強迫観念の根治法』より 森田正馬 著 白揚社

 まあ、こういうのは普通神経症と言うのですね、
 自分の体に対する感覚がとても鋭敏なのです。
  でも、ズボラになることと相俟って ってどういうこと?
 実生活に気持ちが行かなくて、ズボラになって、自分の体にばかり注意が向いてるってことでしょうかね。
それ、あたっているかも

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