パニック障害から森田療法へ

30代の頃パニック障害で悩みました。森田療法にであって元気になって、今は森田療法の自助グループやってます

体験談④

こうして、森田療法と出合った私ですが、元々本が大好きなせいもあって、森田に関する本を手当たり次第に読みました。
 お陰で、症状は随分と改善されましたが。ある程度以上は治らない、そんな感じがしていました。
 その頃、住んでた堺の広報に、森田療法自助グループである生活の発見会の案内が載ったのです。すぐに電話して、参加することにしました。
 幼い子供を二人連れての参加です。
 苦手なバスにものらなくてはなりません。
冷や汗をかきながらバスに乗って出かけました。
 自分のことを話した私に、代表をされていたTさんが
「大丈夫ですよ、なおりますよ」と優しく話しかけてくださいました。とてもうれしかったですね。
 そうして毎月通うことになったのですが、発見会にはまだ末入会でした。どこかで、まだこういう状態の自分を認められないと言う気持ちがあったのかもしれません。
 そういう状態の私に、今度はYさんが
「会に入らなければなおらないよ」と言われました。
 その時に、私は初めて人の言葉に素直に「ハイ」とうなずきました。
 それまで、頑固者の私は、人の言葉が信じられず、自分が納得してなければできないの一点張りだった気がします。
 または、仕方なく従ってるんだ・・私の意志ではない、、と言う反抗的な気持ちだったり。
 でも、この時は、とても素直に「ハイ入ります」と答えました。
 それから色々な役をやらせていただいて、元気を取り戻していきました。
 家庭のほうでは、今までおろそかにしてた家事をするようになりました。(必要最低限のことしかしてなかったので)
 家の中がちょっとは片付いていったのかもしれません、夫が
「森田は偉大だなあ」と言ったのを記憶しています。
 森田がどういうものかは夫にはよくわからなかったと思うのですが、私が変わったのは気がついたのでしょうね。
 森田の話をすると、そういうことは世間ではよくあることだ
と言ってました、その当たり前のことが私にはわかってなかったのだと思います。