私が神経症になって、森田療法に出会い、変わったことはいろいろありますが、ひとつは、平凡こそが大切であると知ったことです。
それまでは、有名でなければ価値がないように考えていました。
美術の学校に行ったせいもあってか、破天荒な生活をしなければ芸術家ではないみたいな考えもありました。
なので、そうでないことの劣等感と、かけ離れた夢のようなことばかり考えていました。
今は、普通の生活こそ大切にしないといけないのだとわかるようになりました。
平凡な自分が許せるように、好きになったんです。